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【前編】日本人マネージャーTOEIC満点獲得!~英語学習について~

こんにちは。
セブ島英語学校Stargate(スターゲート)のマネージャー、Chihayaです。

最近スターゲートでは、毎月、留学生の誰かがTOEIC本試験を受けています!

特に、TOEICコースを8週間以上受講する方には、もれなく一回、セブ島で公式TOEIC受験の機会がプレゼントされるので、いい結果を出せるように皆頑張っています。

平日の夜遅くや休日にも、オフィス向かいにある自習室には灯りがともり、勉強に励む生徒さんたちがいます。

私たちマネージャー陣も感化され、自主的に声を掛け合って、仕事終わりに模試を解いたり、単語集を使って勉強したりなどして、年に数回、力試しに公式TOEICを受けています。

そのなかで、いち早く990点満点を取ったのが、Ayakoさん。

スターゲート開校当初からのマネージャーです。


↑鳥じゃない方です(笑)

Ayakoさんの簡単なプロフィールは、こんな感じです。

フィリピン在住9年目。
福岡出身、九州大学卒。
2010年、フィリピン大学セブ校、芸術学部に1年間交換留学。
2013年、スターゲートの姉妹会社に留学カウンセラーとして入社。
2017年、スターゲート設立時にマネージャーとして移籍。

現在の主な業務は、生徒さんの学習面でのカウンセリング、及びアカデミックチームとマネジメント部門のつなぎ役。

たまにキッチンにも顔を出して、思いついた新メニューの試作を楽しんでいます。
その様子はコチラ↓

【学校の舞台裏】美味しさの追及、副菜の試食会やってます!

フィリピンでの生活を満喫し、見た目からして現地に溶け込んでいると自負するAyakoさんですが、英語の勉強法やTOEIC対策についてインタビューしてみました。

前編と後編に分けてお届けします!

早速最初の質問ですが、

元から英語が得意だったんですか?

決してそんなことはないです!これ話すと長くなるんですが、、すみません!

高校1年生の頃は、とにかく英文法が理解できなくて、あわや赤点を取りそうな状態でした。

転機となったのは、高校2年次に思い切って休学して、フィリピンの首都マニラで1年過ごし、英語でのコミュニケーションの楽しさを実感したことです。

その当時は、フィリピン留学は一般的ではなく、偶然父がマニラ勤務になって、フィリピンは一応“英語圏”らしい、ということで一緒に連れて行ってもらったんです。

英語の勉強は、フィリピン人の家庭教師の先生に来てもらったのと、インターナショナルスクールの英語夏季講習にも参加しました。

家庭教師の先生からは、近くの映画館で字幕なしで映画を観て、そのあらすじと感想文を書く宿題がよく出されて、大変でしたが勉強になりました。

インターナショナルスクールでは、私よりも若い日本人や韓国人のクラスメートと、理想の休暇の過ごし方についてのプレゼンテーション、創作劇、文化交流といったグループワークをメインに楽しく学びました。

それと、近くに住むオーストラリア人のファミリーと親しくなり、毎週お家に遊びに行っていました。

最初のうちは英語が全く分からず、単語を紙に書いてもらってやっと理解できる程度だったのに、毎日英語漬けになることで次第に耳が慣れて、3ヶ月目くらいからちゃんと聞き取れるようになり、半年ほど経った頃には、ある程度話せるようになっていました。

国際交流を満喫できた1年はあっという間に過ぎ、2007年に地元の高校に復学しました。

以前は苦手意識があった英文法の授業ですが、自分でも驚いたことに、マニラ時代に自然と、英語だったらこんな表現をするはず!という感覚が身についていたので、先生の説明もすっと頭に入ってきて、一番得意な科目になりました。

フィリピンに行く前は、英文法を暗記物の決まりとして覚えようとしていて苦痛でしたが、英語を“コミュニケーションのための生きた言語”として捉えることができるようになったのが、大きな変化だと思います。

大学進学も英語力が必要なAO入試だったので、若いうちに生きた英語に触れることができてよかったです。できれば10代の頃にフィリピン留学を経験できると本当にいいと思います。おススメです!

英語の基礎力(単語力、文法力)はどうやって鍛えてきましたか?

語学力は、ある程度のレベルに到達した後は単語力がカギになると言われますが、英単語をやみくもに覚えるのはしんどいので、理屈があると記憶しやすくて、それで気に入っているのは、高校の時に教えてもらった“語源別”の覚え方です!

10年以上前に、高校の英語の授業でいただいたプリントを大切に持っていて、たまに見返しています。

こちらは、スターゲートの生徒さんが寄贈してくれた、イラスト満載で分かりやすい語源別英単語集です。
≪ 清水建二/すずきひろし(2018)「英単語の語源図鑑」かんき出版 ≫

“語源別”のいいところは、論理的で系統だった覚え方ができることと、わからない単語に出くわした時、その語を構成する接頭辞や語幹(語根とも言う)について知っていれば、ある程度、意味の推測がつく、ということです。

接頭辞とは、ad-(~の方へ)、con-(共に)、sur-(超えて)など。
語幹/語根とは、-just(正しい)、-sent(感じる)、-vive(生きる)などです。

これらの組み合わせで単語ができているので、下記のように意味を取ることができます。

<adjust>
正しい+方へ⇒ 調節する、直す、順応する

<consent>
共に+感じる⇒ 同意する

<survive>
(困難を乗り)越えて+生きる⇒ 生き残る、長生きする

こうしてみると、英単語の成り立ちは漢字の<へんとつくり>にも似ていて、面白いと思います。

英文法については、基礎から固めるしかないので、どうしても時間がかかりますね。

正直なところ、文の組み立て方が分からない場合、英単語を並べて適当に言ってみても、コミュニケーションはとれます。
ただし、相手がこちらの言いたいことをどれほど正確にくみ取ってくれるか、その“察する能力”に頼った会話ということになります。
(フィリピン人の先生は概してこれが得意で、大変話しやすいです。)

初心者のうちは勿論、単語を並べての会話で十分です!
むしろ、失敗を恐れず、とりあえず話そうとしてみることが大事だと思います。

でも、それがずっと癖になると、きちんとしたセンテンスで話そうという努力をしなくなり、英語圏の国にいたとしても、英語力は上がらず停滞したまま、ということになってしまいます。

私はフィリピン在住年数が上がるにつれて、これに危機感を覚え、英語で話す時は常に正しい文法を意識して、自分で間違いに気付いたら、ちゃんと言い直すことを心掛けるようになりました。

また、言葉に詰まったり、適切な言い回しが分からなかったりした時はすぐに調べて、正確な情報を頭に入れるようにしています。

現在、スターゲートの仕事では、日本語6割、英語4割くらい使っています。

講師や学校スタッフ採用時の模擬授業や面接に参加することもありますし、毎週、アカデミックチーム&マネジメント部門のミーティングで、生徒からの授業に関するフィードバックをシェアしたり、各種アクティビティを企画したりしています。

スターゲートの同僚たちは、皆優しくて仲が良いので、私も気負わず、英語で自由に発言できるアットホームな環境で一緒に働けて嬉しく思います。

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なるほど。英語力向上のためには、日々の心がけも大切なんですね。

ここで一旦ストップ~、後編では、TOEIC対策について具体的に聞いていきます。