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英語嫌いだった男120日の留学へ ~Part 1~

こんにちは。

セブ島英語学校Stargate(スターゲート)の学生アシスタントスタッフのKENです。7月途中からアシスタント業務としてスターゲートでお手伝いをしています。元々は学生として入学して、卒業後日本に帰らずに今に至ります。

僕が書く記事では学校について、先生について、そして自分が実践した勉強のすべてを公開していこうと思います。まず簡単に自己紹介をさせてください。

僕について

僕が留学を決意したのは思い付きでした。
昔から本当に勉強が苦手で、というか嫌いだったような気がします。学校生活はどちらかというとテスト前であろうとスポーツに時間を費やしていました。
昔から国語の成績はまあまあよかったのです。特別勉強したことはなかったのですが中学校の時とかはそんな気がしました。

その当時の頭の中は、“日本で生きて行くのだから違う言語は必要ない”って感じでしたかね。そして中学、高校、と進んでいくわけですが。

高校に入学してしばらくするとそこで音楽に出会いました。これが僕の人生を左右する衝撃的な出会いになります。不思議なことにいろいろな世界の音楽を聴いていくうちに興味が沸いてきたのです。音楽はもちろんのこと、『英語に対しての興味』です。

初めて海外の音楽に触れたときはHip-Hop を聞いてどんどん好きになって衝撃を受けました。“なんて言っているんだろう” “理解できたらな” 誰しもきっかけはシンプルなものだと思います。その当時は留学なんて発想は微塵もありませんでした。

留学を目指すようになったきっかけ

特別なことはなにもありませんでした。気づけば自分の年齢も20代後半になっていました。日本でずっと仕事をしていて、海外へ旅に行くために資金を貯めていました。仕事は特別嫌いではなく、好きな方だったので苦ではありませんでした。音楽を知ってから海外に対しての興味は途絶えませんでした。

ある時、沢木耕太郎さんの『深夜特急』をみたことにより、ますます海外に対する興味は沸いてきます。“そうだ、旅に行く前に会話が通じるようになれたらもっと素晴らしいものになるのではないか”と考えました。そして留学を決意します。

日本で勉強してもよかったのですが、海外にいってしまった方が、早いような気がしました。環境も英語なので習得が速いような気がしていたのです。完全僕の感覚なのですが。外国の方と触れ合うのは好きなので。

場所はどこでもよかったのです。特に安いところがよかったのでセブ行きを決意します。ただの思い付きでした。学校も特にこだわりはなかったのですが、食事面がとてもいいのと、ジム、プールがあったのでそれが魅力的で決めました。

英語は微塵もできなかったので、初心者に優しい学校であるというのも決め手の1つです。

留学を決意したまでを簡潔にまとめました。留学に至るまでにいろいろな葛藤はあったのですが、結果的に留学してよかったなと思ってます。

ここまで自己紹介をしてきましたが、自分のことを話すのはこの辺でやめておきます。このまま話していると何時間も必要になってくるような気がします(笑)

気になる方は、どこかで食事でもしながら語りましょう。時間は作ります。そんな人いないでしょうけど。

英語学習スタート

上記でも記載したのですが、英語が微塵もしゃべれなかった(自己紹介くらいはかろうじてできました)のです。なんと中学英語の前半くらいしか覚えてなかったのです。海外旅行に行った時も身振り手振りで自分の気持ち伝えていたのは覚えています。

僕が今までに出会ったほとんどの人は、優しかったのでどんなに自分のスピーキングスキルが乏しかろうと、理解しようと努めてくれます。伝えたいことは伝わるのですが、申し訳ない気持ちと、ちゃんと会話をしたいという気持ちはありました。

僕が設定した目標は“日本語で思っていることをほぼそのままの意味で、感覚で伝えることができたらそれは素晴らしいことだ”と思いました。

そして僕の英語学習がスタートしました。
最初のころは英語が喋れな過ぎてびっくりしました。入学したときにテストをうけるのですが、僕はレベル2からスタートしました。(レベルは6段階、1~6)

↓テスト後、配布される

↓僕はレベル2でした

レベル2でもとても驚きました。というか最初のころはレベルと言われてもレベルが自分のどこまでを表しているのか分かっていなかった気がします。

だだん、教科書配布!!!

個々のレベルに合わせた教科書が配布されます。

ん?英語!!

むむ、英語!!!

ムムム、英語!!!!!

最初に驚いたのが、テキストが全部英語だったことです。海外留学しているのだから当たり前なのですが(笑)

僕は日本語の教科書が配布されると思っていた。

何が書いてあるのか全くわからない、理解がどうしてもできない。英語で英語を理解しなければならないのでとても苦労したのを覚えています。※難しかったり、簡単だったりすることがあれば教科書チェンジ可能。ただ全部もちろん英語。

最初のころは自分で持参した日本語の教科書と、スマホについてる辞書がとても重宝します。このころに感じたのは、日本にいる時に、ある程度基礎くらいは勉強をしてくれば良かったなと思いました。文法もわからない状態で留学にきたので道のりは険しかったです。

ただ、学校で日本人講師が文法を説明してくれる動画を見ることができたのです。とても分かりやすくてビックリしました。初心者向けの学校であるという意味が理解できました。

↓TOEIC 満点講師石井先生のグラマー動画(画像サンプル)

これがわかりやすいんですよ。とても。

説明はもちろんわかりやすいんですが、小ばなしが特に面白い(笑)

お試しあれ。めちゃめちゃ重宝しますよ!!

そんなこんなで、、
最初の一週間は一瞬でした(笑)あっという間に過ぎていきました。まず学校に慣れるので精一杯、英語に慣れるのも、ついていくのも大変でした。分からない単語は事前に調べていくということを学びました。調べていかないと、授業の時間がなくなってしまうのです。予習っていうんですかね。

日本にいる頃は勉強嫌いだったので、やったこともそうそうなかったんですが、大人になって自分のお金で留学に来てみると、必死になりますね。全部自分の人生、自分の為なのですから。

学校での出会い

初め学校に来た当初はいろいろな生徒がいたのを覚えています。大学生、社会人、退職してからきた人、音楽をやっている人、珈琲屋を経営していた人、僕は仕事を辞めてからきた人のひとりでした。いろいろな人と色々な話をしました。

そして誰しもに共通していたのは、『やりたい事がある』です。一緒に食事をしたり、授業の合間に会話をしたり、仲良くなって週末でかけたり。留学にはこういった醍醐味もあります。ただ勉強するだけではなく、普段日本で生活していたら会う機会も少ないのだろうなという人との会話はとても新鮮で新たな自分に気づくことができます。

最初の1か月

1週間があっという間だったので、2週間、3週間と風のように過ぎていきます。充実している証拠なのでしょうか?確かに充実していたのですが、自分が喋れるようにならないので満足はできませんでした。モヤモヤが募っていくのがわかるほどです。喉まで出かかった言葉を飲み込んでしまうのです。俗にいう“スランプ”です。

“日本語だったら言えるのに” “なんで英語でいえないのか” 考えました。考えても当時は答えは見つからなかったです。ただ悩んでいても授業はあるし、授業で喋れない→落ち込む→また喋れない→落ち込む、の繰り返しでした。最初の一か月は特に悩みに悩んだ期間でした。だけど今だから気づけた事がいくつかあります。

・ミスしてもいい環境作り

・自分に自信をもつ

・日本語に訳し過ぎない

ミスしてもいい環境作り

ミスしてもいい環境つくりに関しては、とても重要だと思いました。過去にある話を聞きました。その鍵は、まるで“子供の頃のように過ごす”ということです。幼少期は興味があるものに関してはただただ質問をします。“あれは何?” “これは何?”といった具合にです。人間はミスをします。もちろん大人も子供もです。

けれども、幼少期はたとえ失敗したとしても母親が優しく無償の愛で正してくれます。故に、子供は安心して間違うことができるのです。失敗を恐れなくなるのでどんどん挑戦ができます。たとえ失敗をしたとしても恥ずかしいという感覚ではなく、興味、好奇心のほうが上回っているからです。子供の方が吸収が速いと言われる所以です。

しかし大人の場合はどうでしょう?

既に大人になっていた僕の場合はプライドが邪魔していました。大人になって“こんな事も言えないのか“と自分に苛立ちを感じていたからです。

”大人なんだからちゃんとしなきゃだめだよ” “こんなのもわからないの?”そんな声が聞こえてくるようでした。間違えてはいけない→喋れなくなる。ある種のプレッシャーです。そういった自分の中のロジックが一つの大きな障害でした。

結論としては、できない自分を受け入れて、子供のように過ごすということです。学校ではマンツーマンで授業を受けられるので、間違えても問題ありません。間違っていても先生が優しく正してくれます。失敗は成功への近道です。

あとは自分次第だということに早く気付くべきでした。自分の中に答えは眠っています。結構そういった内なる悩みを持ってる方多いのではないでしょうか。僕もその中の一人でした。

英語を英語のままで理解する

日本語に訳し過ぎないというものに関しては、つまり“英語を英語で理解する”ということです。『英語がわからないから勉強しているのに難しいよ』ってなりますよね。ただとてもシンプルなやり方、感覚で理解する重要性にも気づきました。

“熱い“という英語を”hot”と覚える時に熱いイメージをとことん刷り込む感じですかね。実際使うときには、棒読みではなくて、感情、感覚のままに言葉を使うイメージをするのです。

あとは英語の辞書を引いて、英語のまま意味をみてみるとかですね。英語で意味を理解する練習をするのも大事です。類義語(Synonym)なども役立ちます。

Opportunity=機会、という意味ですが、Occasion, Chanceでも同様な意味になりえます。ただシチュエーションに応じて若干使い方は異なるみたいですが一気に覚えることができるので効率も上がります。違う言い回しも出来るようになります。

特に最初の頃の自分に言いたかったです。

そんなこんなで怒涛の1か月目を終えます。
さあ、こんな調子で英語習得なんてできるのか、自分との闘い。

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