スタッフブログ

セブ島で日本の‟今”を知る、「日刊まにら新聞」が読めます!

こんにちは。
セブ島英語学校Stargate(スターゲート)のマネージャーのAyakoです。
※写真モデルは事務スタッフのクレア、地元有名私大サンカルロス出身の才女です。

当校では日曜入寮・土曜退寮の1週間単位で留学頂けます。

1週間の短期留学から半年(24週間)を超える長期留学の方まで、ご滞在期間はそれぞれです。

統計を取ってみたところ、平均留学期間は5.36週間なのですが、5週間留学という方はほとんどおらず、1,2週間の短期の次に8週間、12週間、4週間留学と続きます。

全体で見ると8週間、12週間留学の中期留学が中心層。

海外に数日の旅行に行っていただけでも日本の最新情報から取り残されたように感じますが、中長期留学ならばなおさら。。

セブ島の生活にどっぷりつかると、フィリピン情勢に詳しくなる一方、日本の時事に弱くなってしまうというシーソー現象が起こります。

学校生活では光回線インターネットWIFIがあるので、ネットから情報収集もできますが、確かな情報源としては新聞がベター。

当校では「日刊まにら新聞」が毎日オフィスに届けられ、生徒さんにも自由に読んで頂いています。

セブ島でも読める「日刊まにら新聞」ならではの特長について書いてみました!

1. 「日刊まにら新聞」とは

まにら新聞の創刊は1992年5月、それ以来フィリピン在住の邦人に親しまれている新聞です。

私はマニラ+セブ在住歴約8年、もう一人の日本人マネジャーのChihayaも在住歴が約7年になりますが、日本の時事についてどうにか「浦島太郎」状態にならずにですんでいるのは、まにら新聞のお陰です(笑)

まにら新聞の概要について、同社のウェブサイトから抜粋してご紹介します。

その1
「1面を独自取材した記事で制作し、一般記事とともに、日系人や出稼ぎ労働者問題、太平洋戦争などを取り上げた連載も随時掲載。」

その2
「そのほか経済ニュースの短信を週に2回、まとめて掲載する「エコノ・トレンド」や、主要都市の天気予報、英字紙などのトップニュース、為替相場などもコンパクトに。」

その3
「現在は毎週月曜日の2〜3面も独自編集し、識者のコラムや日常のニュースを掘り下げた記事、ビサヤ・ミンダナオ地方のニュース、イベントや映画情報などを紹介しています。」

その4
「また、比日双方向の理解に役立ててもらうため、日本語面とは別に、フィリピン人記者の独自記事や通信社などアジアの通信社配信記事を使った英語面も編集しています。」

英語記事もあるのでフィリピン人のスタッフさん達も時々目を通しています。

2. スターゲート校に毎日届きます!

「日刊まにら新聞」、フィリピンの首都マニラだけでなく、当校所在地のセブ島にも配達が届きます。

配達到着の時間帯は昼前から昼過ぎなので、朝食の時間帯には間に合いませんが、昼下がりにはオフィスに届いています。

ページ数は計8面なので、休憩時間にさらっと目を通せちゃいます。

新聞の定置は掲示板下。

ドネーションボックスの横の台に置いていますが、もし見当たらなかったらオフィスにある可能性が高いのでマネージャー達に声を掛けてください。

1部のみ予約購読しているので、他の生徒さんも読めるように、お部屋へのお持ち帰りはご遠慮頂いていますが、すぐそばがラウンジなので、こちらでお読み頂けますよ。

熱心に新聞を読んでいるのは、マネージャーのChihayaです。

3. 5/27~毎週月曜10回連載、漫画「ホセ・リサール」

子どもの頃、新聞記事で唯一楽しく読める箇所だった「4コマ漫画」。

「日刊まにら新聞」は4コマ漫画はないのですが、約50コマのデラックス漫画が毎週月曜日に掲載されるという嬉しい(!?)ニュース!

比の国民的英雄ホセ・リサールの激動の生涯を描いた初の漫画作品。原作・松井孝浩、作家・今野涼によるスリリングな作品を本日より新連載。毎週月曜付紙面で10回連載となります。」―日刊まにら新聞(2019年5月27日)、本日より新連載 漫画「ホセ・リサール」

写真はセブ市役所横のホセ・リサール像です。フィリピンでは学校や市役所に必ずと言っていいほどホセ・リサール像があり、フィリピン人の敬愛の深さが窺い知れます。

リサール博士はスペインの支配下からフィリピンを独立へ導いた革命家で「国民的英雄(Héroe Nacional)」と称されています。

ちなみに、、
リサール博士は1888年に来日した際、東京ホテルに滞在していたそうで、東京の日比谷公園にはホセ・リサール記念像があります。

日本滞在中に出会ったのが「おせいさん」こと臼井勢似子さん。

フィリピン独立運動の為に日本を去った後、リサール博士は次のような手記を残しています。

「日本は私を魅了してしまった。美しい風景と花と樹木と、そして平和で勇敢で愛嬌ある国民よ! おせいさん さようなら さようなら 思えば私はこの生活をあとにして、不安と未知に向かって旅立とうとしているのだ。この日本で、私にたやすく愛と尊敬の生活を送る道が示されているのに。私の青春の思い出の最後の一章をあなたにささげます。どんな女性も、あなたのように私を愛してはくれなかった。どの女性も、あなたのように献身的ではなかった。もうやめよう。みんなおしまいになってしまった。さようなら さようなら。」ー「フィリピン独立の影に日本あり。今も語り継がれる涙の友好物語」(2016年10月6日)

来日から約8年後の1896年12月30日の朝、35歳のリサール博士は志半ばで銃殺刑に処されますが、その意思は引き継がれ、後にフィリピンはスペイン支配からの独立を勝ち取ったのです。
※ちなみに6/12は1898年にスペインからの独立記念日の祝日のため休校です。

毎年リサール博士の誕生日には、雑司ヶ谷霊園にあるおせいさんの墓に、フィリピン大使館から花が手向けられるという粋な計らいがあるそう。

漫画「ホセ・リサール」に、おせいさんのエピソードが登場するでしょうか??楽しみです!

漫画「ホセ・リサール」は10回連載予定とのことで、最終回は7/29(月)。

これから留学を始める方も途中から漫画のストーリーについてこられるよう、月曜の新聞はオフィスで保管しておこうと思います!

最終回までに卒業してしまうよ~(泣)という現役スターゲート生の方、留学延長するなら今のうちですよ(笑)

4. 南フィリピン大学のホセ・リサール資料館

ホセ・リサール博士に興味が沸いた方、もうちょっと知りたいという方は、スターゲート校からタクシーで5分~10分の距離にある南フィリピン大学マビニキャンパスのRizaliana Museumを訪ねてみては?

Rizaliana Museumは、セブ市ダウンタウンエリアにあります。
※あまり治安が良いエリアではありませんので、昼間の明るい時間帯に行くようにして下さい!

ここにはホセ・リサール博士の10番目の妹トリニダッド・メルカドが寄贈した品々が保管されています。


リサール博士の姉ルシア・メルカドが創設当時の南フィリピン大学副代表の妻という縁があるそうです。

よくセブ島の高校生や大学生の団体が学校の授業の一環で訪れている姿を見かけます。

【Rizaliana Museum】
事前要予約:10名以上の団体での見学のみ受付
入場料:150ペソ/1人
予約連絡先:09176302011 Mrs. Lourdes

南フィリピン大学の資料館の所蔵品数は、マニラのリサール記念館を除けば最大級で、貴重な品々を見ることができます。

フィリピン人の先生が挙げる話題の一つが、「歴史上の好きな人物」。

ホセ・リサール博士について予備知識があると、マンツーマン授業での会話が弾むこと間違いなしですよ(笑)

「日刊まにら新聞」、日本の情勢だけでなく、フィリピンについても知ることができます。

授業の合間や放課後に手に取ってみてくださいね~!