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中1レベルの英語力から5か月のセブ島留学で得たもの

こんにちは。
セブ島英語学校Stargate(スターゲート)の学生アシタントのSarah(サラ)です。

私は、一般の学生として2018年2月に入学して5ヶ月間の留学を終えたのですが、その後すぐに学生アシスタントになって、英語の勉強を続けつつ学校運営のサポートもしています。

ちなみに学生アシスタントとは、半日は普通の生徒さん達と同じように勉強させてもらう代わりに残りの時間は学校運営のお手伝いをします。

平日の半日は学校運営のお手伝いで、例えば新入生のオリエンテーションを手伝ったり、レベルチェックテストの準備をしたりします。
また週末にはアクティビティに同行したり、新入生の空港送迎を手伝ったりしています。夜間などに急な学生さんからの相談に応じたりもあります。

仕事は大変ですが、授業料が免除になるのはもちろん、寮費や学校内での食事も無料になります。
何より学生でいるうちはわからない学校運営のことが垣間見えたり、フィリピン人職員と英語で話しながらする仕事もあって、色々と勉強になります。

さてこのブロクでは、私が今までStargateでどんな授業を受けて、どのように勉強していたかや、気になる英語力はどれだけ上がったのか、学校の近くで良く利用していた店など、リアルな留学生活の様子を紹介していきたいと思います。

1.なぜ留学しようと思ったのか???


まず初めに私が何故フィリピン留学をしようと考えたかをお話します。

私の出身地の沖縄では一年中、世界中から観光客が訪れます。

街をふらっと歩いていると、たまに外国人に声をかけられたりします。
その時どうやって対応していたかというと、他の日本人を見つけては対応をお願いしたり、100%ジェスチャーでやり過ごしたり、ひどい時は「No! No!」と言って走って逃げていました。

日本語が通用しない相手に声を掛けられたことでパニックになり、英語怖い!無理!と思いこんで相手の話もたいして聞かずに逃げていたんです。

このシチュエーションが、沖縄で生活していると度々ありました。

また以前、私が働いていた外資系の会社では、英語を使う場面が多々出てきました。
外資系の会社だから英語のやり取りが発生することは、入社前から分かっていました。
しかし中1レベルの英語力の私は、度々ある英語での会議やプレゼン、外国人社員とのチャットのやり取りについていくことがまったく出来ませんでした。

英語でのやり取りが発生する度に、Google翻訳と英語ができる同僚を探し回る日々。。。

さすがに嫌気がさしてきました。

ちなみにセブ島留学については友人が留学を検討していた際に話を聞いたことがありどんな感じなのかは知っていました。

英語への漠然な憧れと、現状の情けない自分。

将来の選択の自由を広げるためにも英語を勉強しなくちゃいけないと頭の中では分かっていても、なぜか日本にいると勉強が出来なかったんです。

こんな人生でいいのかなーとモヤモヤしながら過ごすこと、なんと5年半!

悩みに悩んだ挙句、意を決してセブ島留学を決意しました。

2.セブに到着!


こうして、いよいよセブ島留学生活が幕をあけました。

私は初めから5ヶ月で申込みしていたので、長い長い留学生活が始まります。

学校の決めては、綺麗な施設と食事がおいしいであることを第一条件に留学エージェントさんにも相談しつつ、Stargateに決定しました。

ワクワク30%、不安70%位で成田空港を出発しましたが、空の上から初めてセブ島をみたときは不安100%になっていました。
それくらい当時の私が想像していたセブと現実のセブはかけ離れていたんです。

ただ、空港を降り立つと、Stargateのスタッフさんが笑顔で迎えに来てくれたのでものすごくホッとしたのを覚えています。
学校に向かうタクシーの中で考えていたことは、「英語できないけど明日からどうしよう」とか、「先生が怖い人だったらどうしようとか」とかネガティブなことばかりでした。

バッチメイト(同時期入学の生徒)は私を含めて3名。
大学生の男の子と女の子でした。
二人も少し緊張した面持ちで、私だけがこんなに緊張しているんじゃないんだと安心しました。
私がセブに到着した時期が2月だったらからか、春休み中の大学生がやや多かったです。

3.留学生活がスタート

Stargateでは、マンツーマン授業4コマ、グループ授業1コマ、日本語文法動画授業1コマ、スペシャル授業1コマの一番ベーシックなスタンダードコースから、マンツーマンをもう一つ増やしたパワースピーキングコース、TOEICに特化したTOEICコースなど、様々なコースがあります。

その中から私は、一番ベーシックなスタンダードコースに申し込んでいました。

セブ到着日の翌朝からレベルチェックテストとオリエンテーションが始まります。
試験結果をもとに、読む、書く、聞く、話すの4技能をバランスよく組み合わせられた時間割、使用する教科書が決定します。

4.授業スタート

私はSpeakingの授業からスタートです。

不安を感じながらも教室に向かいました。
席では笑顔で先生が待っていました。
その笑顔を見てほっとしたのも束の間、英語のシャワーが続きます。

先生はゆっくり、はっきり喋ってくれるものの、極度の緊張からか先生が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
分かるとも、分からないともいえず固まっていると先生がなんとか理解させようと言葉だけでなくボディランゲージを駆使して授業を進めてきました。

他の科目(Listening、Writingなど)も同様、ほとんど先生が何を言っているか分からない状態で一日が終わってしました。

そして長かった一日が終わり、部屋に戻ると疲れて何もする気が起きませんでした。
私がどんなに理解してなかろうが、固まっていようが先生は笑顔で一生懸命に英語を教えてくれます。

そんな姿を見てふと自分が情けなくなりました。
先生のためにも自分のためにもこれではいかんと思い、勉強魂に火がつきました。

5.問題点

留学を開始してみて、まず最初に一番の問題だったのが単語力でした。

単語は4技能全ての基本になっていて、この力がないと英会話どころの話ではありません。
とにかく授業についていくために、教科書を読んで分からない単語を全てピックアップして意味を調べる作業を黙々とこなしました。

これが地味で恐ろしいほど時間がかかります。
今まで勉強を疎かにしていたツケがドーンと、のしかかってきました。
でも、やるしかないですよね。

6.一日のスケジュール

以下が、私が一般の学生だったときの一日のスケジュールです。

07:00 起床
6:45から5分刻みで目覚ましを掛けて3度目くらいでようやく起きます。
顔を洗ったり、軽く支度をしたりするとあっという間に朝ごはんの時間に。

07:15 朝ごはん
朝ごはんは、ご飯、パン、おかゆなどが日替わりで出てきます。
その他、サラダ、スープ、卵焼き、フルーツなど軽いメニューが定番となっています。

07:30‐08:45 授業の予習&イメトレ
人によってスケジュールが変わってきますが、私は1限目が入っていなかったので、この時間を使って授業の予習をしたり、今日先生と話す内容をイメトレしたり、某有名youtuberの動画を見たりして過ごしていました。
ただ、この時間に前日で終わらなかった宿題をしている事も多いです。。。

08:45‐09:00 準備&リラックスタイム
授業前のエネルギー摂取として、甘いお菓子をつまんだり、好きな音楽を聴きながらリラックスタイム。

09:00‐12:00 授業
授業がスタート。
午前中は1コマ50分×3のマンツーマンです。

先生はテンションが高くて優しく授業を進めてくれるのですが、脳がまだ起きていないのか先生に何度も質問を聞き返してしまいます。
午前はSpeaking、文法、vocabulary(語彙)の3コマです。

12:00‐13:00 昼ごはん
待ちに待ったご飯タイム。
朝の授業でエネルギーを消費しまくりお腹はペコペコです。
日替わりでメニューが変わってきますが、どれも日本人に味付けを合わせていておいしいです。
たまにマンゴーが出てきたりします。贅沢!

13:00‐16:00 授業
午後の授業がスタート。

私はグループクラスからのスタートです。
グループレッスンは喋る機会が減るから効果がないと考える人も中にはいますが、私はグループ授業によって得られる効果はとても高いと思います。
というのも同じグループの生徒から得られる言い回しだったり、自分を意見を発言する時のなんともいえない緊張感はマンツーマンでは味わえないなと思います。
さらにグループ授業で、共通の話題が生まれて他生徒と仲良くなったりすることも多いので、個人的にはグループレッスンがあるコースをお勧めします。
正直、マンツーマン授業よりも緊張しますけどね。
グループ授業の後は、発音、Writengのマンツーマン授業が待ち構えています。

16:00‐17:00 休憩&予習
スケジュールの関係で、午後にも1時間の休憩時間があります。
残り1時間授業が残っていますが、脳は疲労しまくりで部屋で昼寝していることもしばしば。
また、エネルギーも0に近い状態なので、ここでまたお菓子チャージをして最後の授業に臨みます。
改めて見るとしょっちゅう食べてばっかりですね(笑)

17:00‐18:00 授業
最後の授業です。
SIC(special interest class)というスペシャルクラスです。

授業への参加は任意となっています。
この授業では、洋楽を聞いて歌詞の意味を調べたり、単語を覚えたり、みんなで歌ったりするPOP Songのクラスと、世界中のニュースを題材にみんなでディスカッションするNews in levelのクラスがあります。
私はどちらのクラスにも参加した事がありますが、教科書の枠を超えて英語を学ぶことができます。

18:00‐19:00 ジムで運動
英語漬けの一日で頭はぱんぱんです。
ジムで身体を動かして頭をリフレッシュさせます。
体を動かすとほどよく疲れてよく眠れますし、ストレスも解消されて一石二鳥です。
また、ジムは屋上にあるので、綺麗なサンセットを見ながら体を動かすのは最高です。

19:00‐20:00 夕ごはん&友達とおしゃべり
夕ごはんは、お肉、お魚がメインで出てくることが多いです。
また、伝統的なフィリピン料理が出てきます。
友達と一緒にご飯を食べながら、おしゃべりしたり、お互い励ましあったり、今日一日の出来事を語り合います。

20:00‐21:00 お風呂&宿題
タイミングを見てお風呂に入ります。
私は大部屋だったこともあり最初は順番で揉めるかな~と思っていたのですが案外そういったことはありませんでした。
お風呂が終わると、宿題タイムです。
先生によって宿題を出す先生、出さない先生とでわかれるのですが平日はそこまでヘビーな宿題は出されません。
さくっと30分ほどで終わらせます。

21:00‐24:00 宿題&予習
宿題を終わらせると、予習タイムに移ります。
私は、予習をしないと授業についていくことが出来なかったので、予習にかなり時間をかけてました。
翌日やるであろうページを読んで、分からない単語をピックアップして意味を調べたり、明日発言する内容や言い回しを準備したりしてました。
また、発音の授業については先生に許可をとって録音させてもらい、それを繰り返し聞いて練習していました。

24:30~ 就寝
目覚ましセットしたら、ものの1分で夢の中に入ります。
日本にいたときは、寝る前にスマホをいじったりしてたんですが、ここに来てそれがほとんどなくなりました。
スマホ依存症だった過去を思うと考えられない状況ですが、それ以上にとにかく脳を休ませたい。

睡眠>スマホになってしまっているんですね。

いかがでしょうか。
これが私の留学生活の一日の流れです。

ざっと数えると、授業と自習時間を入れて毎日11時間以上勉強をしていたことになります。ツラい!!
でも、このツラい毎日が着実に私の英語力を鍛えてくれることになりました。

授業が終わったあとは、脳は疲労でボーっとするわ、知恵熱でるわ、夢でも勉強してるわ、で慣れるまでとても大変でした。

月曜日~木曜日まで大体はこの流れで毎日を過ごしており、金曜日はリフレッシュ日と決めて授業が終わったらなるべく外に出かけるようにしてました。

下記は、Stargateから徒歩圏内で行ける、私がよく利用していたお店です。
どれも徒歩15分以内で行けます。

York Cafeのパンケーキ

一人で静かに過ごしたい時によく利用してました。
モーニングで食べるパンケーキがおすすめ。
雰囲気良し、サービス良しです。

Castle Peak HotelのBar

よく金曜の夜に行ってたCastle Peak Hotelの屋上にあるBarから見える夜景。
Stargateから徒歩3分位で到着します。
眺めがよく勉強で疲れ切った体と心を癒してくれます。
卒業生とさよならパーティーの会場にもよくなっていました。

フルーツジュースバー

個人的にはグヤバノがお勧め!
2種類までミックスすることができます。

ミンタイスパでマッサージ

Stargateの学生証を持っていくと学生割引がありお得です。

アヤラモール近くのバナナキュー

1つ10ペソ。
甘くないバナナを揚げ焼きにして、カラメルソースをまぶしたもの。
フィリピンで定番のおやつになっています。

7.最後に

勉強の毎日で、それはもう大変でしたが2週間たった頃には最初の頃の頭真っ白状態からは抜け出せて、先生の言っていることが70%位は聞きとれるようになっていました。(もちろん、先生達は初心者の私に合わせて、ゆっくり話してくれているのですが。)

また、Speakingについても簡単な言い回しや、休日にあった出来事などがスッと言えるようになってきたんです。
先生がジョークを言っても同じタイミングで笑えるくらい余裕が出てきましたし、予習や宿題に掛かる時間も以前と比べて大幅に少なくなりました。

また、授業だけでなく台湾人生徒との共同生活、レストランの注文やタクシーのおじさんとの雑談だったり、あらゆる場面で英語を喋らなければいけない状況が多々でてきます。
言いたいことが言えなかった時、また通じなかったときの悔しさは強烈に記憶に残ります。

また、再度トライして通じたときの達成感は計りしれないものがあります。
「習うより慣れろ」そういった環境も英語力が向上した要因の一つなのかなと思います。

中には日本でも英語の勉強はできるという人もいると思います。
しかし、私はあの時思い切って留学を決めて本当によかったなと思います。

私は、ここセブ島で5ヶ月の生活をして、セブの良い所と悪い所、両方を見てきました。
英語力に関しては5ヶ月の留学で自分が思い描いていたよりもペラペラにはなれませんでした。

でもきっと今なら、外国人に声を掛けられても怖くないし、道案内くらいなら自信を持ってできます。
もう走って逃げることもありません。

また先生とは授業以外でも色んな話をしました。
お互いの文化の話、恋愛、仕事、経済、家族、将来の夢などなど。

今振り返ってみるとそういった話を英語でできるようになったこと自体、過去の自分と比べたら凄いと思うのですが、海外の人と話ができるということはこんなにも刺激的で楽しいものなのかと思いました。

先生と話をする際に気づいたことは、考え方が驚くほどポジティブだということ。
また、家族をすごく大切にしていたり、自分に自信をもっています。

私は日本にいた頃、仕事や友達の付き合いに多くの時間を割いていて、家族や自分自身の時間を作ることを疎かにしていたような気がします。
そういった日本にいては気づかない事についても多くのことに気づかせてくれた留学生活でした。

人生80年と言われている中でたったの5か月ってとても短い期間だと思います。
ここで生活してきた経験は、これから年を重ねても絶対に忘れることはないだろうなと思います。

皆さんも一歩勇気を踏み出してセブ留学にチャレンジしてみませんか?