セブ島語学学校のキッチンスタッフが「日本の味」を学ぶ懇親会
先日、スターゲートのキッチンスタッフによる食事会を開催しました。
スターゲートでは、平日は1日3食、土日祝はブランチを提供しています。
日々の料理を担当しているキッチンスタッフに「日本人好みの味」を身につけてもらうこと、そしてスタッフ同士の親睦を深めることを目的に、年に1〜2回ほど懇親会を行っています。
ちなみに、ヘッドティーチャーや日本人職員を中心とした懇親会、清掃などを担当するサポートスタッフとの懇親会も、それぞれ年に数回実施しています。
①新しい仲間の歓迎を兼ねて日本食レストランへ
今回は、新しいキッチンスタッフが加わったこともあり、日本の味を覚えてもらうために、「セブ島在住18年目が選んだお勧め日本食レストラン10選」でも紹介した日本食レストラン「居酒屋 呑ん気 Nonki Japanese Restaurant」で開催しました。
学校で提供しているのは給食スタイルの食事で、輸入食材を値段に応じて使えるレストランの味と同じようにはいきません。
それでも、こうした日本食レストランの味が、私たちの学校給食が目指す理想のひとつだと考えています。
②日本人職員はあえて不在で
懇親会に日本人職員や代表である私が参加すると、キッチンスタッフがシャイになってしまい、かえって打ち解けづらいことがあります。そのため、彼らだけで開催することが多いです。
一方で、日本人職員と一緒の業務ミーティングは月2〜3回ほど業務時間中に行い、調理の改善点やその週以降のメニューについての確認など、意見交換をしています。
ちなみに、ヘッドティーチャーや職員室スタッフとの懇親会では、日本人職員や台湾人職員が同席でも、フィリピン人たちも遠慮なく盛り上がるため、私たちも参加しています。
今回のキッチンスタッフ懇親会
前回のヘッドティーチャーや職員室スタッフ懇親会
③人気メニューと本格的な寿司体験
今回は事前にネットでお店のメニューを確認して、スターゲートでも提供されることがある「豚の生姜焼き」「冷やし中華」「鶏のから揚げ」「カレーライス」「とんかつ」などを選んで注文しました。
ところが、ほとんどのスタッフが本格的な日本料理店で、にぎり寿司を食べたことがなかったため、その場で寿司も追加注文したそうです。
しかも、普通の「にぎり寿司盛り合わせ」ではなく、「上にぎり寿司盛り合わせ」を選択して、ついでに、全員分の抹茶アイスも…笑
こういった自由に遠慮なく言える雰囲気になるところが、彼らだけで行かせた理由でもあります。
彼らには、本格的なお寿司を食べる良い体験になったと思いますが、スターゲートでは、お寿司に限らず生の魚介類は提供していませんので、ご了承ください。
④フィリピン人のキッチンスタッフに日本の味を知ってもらうことが一番も目的
スターゲートでは、長年にわたり安定した成果を上げている先生や職員を対象に、毎年2〜3名を日本への褒賞休暇に招待しています。
「フィリピン人職員を日本に招待!スターゲートの継続的な試み(アドミン職員Clare)」はこちら
「人気講師を日本に招待!スターゲートだからできる取り組み(Lily先生)」はこちら
ただ残念ながら、いつも頑張ってくれているキッチンスタッフまではチャンスが回ってこないのが現状です。
そこで、せめて日本食レストランや、日本人に人気のある地元レストランに時々招待し、日本の味を体感してもらうことはとても意味があると考えています。
⑤チームワーク向上の大切さ
スターゲートのキッチンスタッフは、
- 朝・昼・土曜を担当するチーム
- 昼・夜・日曜を担当するチーム
の2つにシフトが分かれています。
夕食の仕込みは早い時間から始まるものもあり、料理によっては前の週から準備をすることもあります。そのため、こうした懇親会で交流しておくことが大切です。
チームワークを高め、円滑なコミュニケーションを築いておくことが、日々の食事提供の質を保つためにも欠かせないと感じています。