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セブ島留学中に町で出会うフィリピン人は、どのくらい英語が話せる?英語通用度を徹底解説

日本人女性とフィリピン人ウェイーターのやりとり

フィリピン留学、とくにセブ島留学は、日本からの距離やコストパフォーマンスからも人気が高まっています。

でも、実際に留学した際に、「街中のフィリピン人って、本当に英語が通じるの?」というのが気になる人も多いと思います。

観光地や語学学校では英語でスムーズにやり取りできますが、ローカル食堂や市場、交通機関ではどうなのでしょうか?
また、相手の職業や学歴によっても英語力は変わるのでしょうか?

この記事では、セブ島在住18年目の私が、現地在住者の体感+統計データをもとに、セブ島の英語通用度を「職種別」「学歴別」にまとめました。

留学中の生活イメージや、授業以外で英語を使うヒントも紹介しますので、これからセブ島留学を考えている方はぜひ参考にしてください。

①セブ島で英語はどのくらい通じる?

結論から言うと、セブの街中や観光地では英語は“だいたい通じる”が、場面や相手のバックグラウンドで質が変わるのが実態です。

フィリピンは英語が公用語(憲法上、フィリピン語=Filipinoと英語)で、教育・官公庁・ビジネスで広く使われています。

さらに、国際指標の EF English Proficiency Index(大人の英語力ランキング)でフィリピンは“高い〜非常に高い”水準に位置づけられ、地域別スコアでもセブ島を含む中部ビサヤ(Central Visayas)は564という中上位のスコアです。

単純な英語話者数は、フィリピンは世界5位(約6,400万人)とされています。(データソースによっては4位)

『セブ島セブシティ中心部』
Cebu City

②【職種別】セブ島の「英語が通じる度」

  • 観光・ホテル・大型モール:通じやすい(スタッフは英語での接客訓練あり)
  • レストラン(チェーン/中価格帯以上)・カフェ:通じやすい(注文・要望はほぼ英語でOK)
  • ローカル食堂・市場・小規模店舗:通じるが簡単表現が吉(英語+身振り、価格・数量の単語中心)
  • 交通(タクシー/Grab/ジプニー):ドライバーは英語の基本語句は理解、行先は地名をはっきり伝えると正確(タクシー運転手は人によっては日常会話レベルまでOKなこともあり、個人差が大きい)
  • 病院・薬局・学校・役所:通じる(書類・説明は英語が多い)
  • BPO/IT企業、英会話学校講師:通じる+レベル高い(業務で日常的に英語を使用)

フィリピン人のホテルスタッフ

一般的にはビサヤ語で生活

セブ島のほとんどのフィリピン人は、ビサヤ語(セブアノ)で生活しています。

街ではビサヤ語が飛び交い店員同士の会話は英語以外が普通で、外国人に向けては英語に切り替えてくれるケースが大半です。

日常生活の多くを英語だけで過ごす一部の富裕層

例外的に、富裕層の中には、家庭内や友人同士との会話もほとんど英語で行い、現地語のビサヤ語を限られた場面でしか使わない家庭もあります。
ただし、留学生がこうした富裕層と接点を持つ可能性は高くないため、本ページではこれらの例外的なケースは除外して説明しています。

③【学歴別】フィリピン人の英語力

  • 大学卒(特に私大/国立、英語使用の学部):中級〜上級
  • 短大・職業訓練校卒:中級
  • 高校卒:初級〜中級(接客やBPO経験があると中級以上)
  • 義務教育のみ:初級(業務で英語接触が多い人は中級に近づく)

あくまで目安です。
Stargate(スターゲート)のような語学学校で働くフィリピン人は大卒が一般的です。
学歴よりも、英語を仕事で日常的に使っているかで差が開きます。BPOや観光業の経験者は学歴に関わらず流暢なケースも多いです。

フィリピンの大学の卒業式

④なぜ英語が通じる?(制度と産業の背景)

教育の言語

アメリカ統治時代に教育と言語政策を通じて英語が国民生活に深く根付いたことが、フィリピンで英語が広く普及した最大の背景です。

現在でも、小中高で英語科目が必修、教科書・授業も英語比率が高い。近年は5~6歳まで母語、その後英語・フィリピノを主要媒体とする運用に再整理。教育省(DepEd)の通達でも、英語は初等段階から主要な教授言語として位置づけられています。

フィリピンの小学校

BPO(コールセンター等)と国際ビジネスの集積

フィリピンのBPO産業は約150万〜170万人規模へ成長し、セブも主要拠点。英語での顧客対応やIT業務が英語力の底上げに寄与しています。

フィリピンのBPO

識字(読み書き)とメディア接触

中部ビサヤの基礎識字率は92%。都市部では英語表記の標識・広告・ニュースも多く、英語を目にする機会が豊富です。

参考:Cebu Daily News(セブ・デイリー・ニュース)

Cebu Daily News

⑤留学生の「街での実用」チェックリスト

1.まずは“簡潔・区切る”

  • NG:一息で長い説明
  • OK:短文で区切る “I booked yesterday. My name is … Could you check?”

2.タクシー運転手に伝えるときは、固有名詞+ランドマーク

  • “Mactan Newtown, near the main gate.”
  • “IT park, The Walk!”

3.メニュー・買い物でよく使う一言

  • “No sugar / less ice / to go, please.” (砂糖抜き/氷少なめ/お持ち帰りお願いします。)
  • “Check, please. ” (お会計をお願いします。)
  • “Can I have the receipt?” (レシートください)

4.トラブル対応

  • “I think there is a mistake in the bill.” (請求書に間違いがあると思います。)
  • “Could you please repeat that, a bit slower?” (もう少しゆっくり言っていただけますか?)

タクシーと日本人男性

⑥注意点(期待値コントロール)

セブ島のフィリピン人の英語力は高いものの、基本的には英語ネイティブではないので、期待値を上げすぎないことも大事です。

  • 英語ネイティブではない:フィリピン人同士の会話はセブアノ語が広く使われていて、英語がネイティブの欧米とは異なります。
  • アクセント/スピード:街中でも十分に英語は通じますが、人によっては現地語の癖が混じった英語は聞き取りづらいことも。遠慮なく “Could you say that again, slowly?”
  • 地域差:街中や観光地は英語力高め。郊外・離島は観光地以外は“簡単な英語+身振り”が基本。
  • 英語力≠完璧なやりとり:フィリピン人の英語力は高い一方で、機能的リテラシー(実生活での読解力や計算力)は日本とは異なる場合も。

スターゲートの放課後イベント

⑦「授業外の英語実践」を街で増やすコツ

  • 1.ホテルやレストランの問い合わせを“電話”をかけて英語でやってみる
  • 2.ショッピングモールの中央入口付近にある受付窓口で、ショップの場所や、目的のジャンルのお店があるかを英語で聞いてみる
  • 3.放課後や週末に先生や外国人のクラスメートを誘って外出してみる

Stargate語学学校では、個人的なトラブルを避けるため、放課後や週末に生徒と先生が1対1で外出することを禁止しています。
ただし、1対多であれば先生を外出に誘っていただいても問題ありません。
(生徒が1人でも先生が複数ならOK、逆に先生が1人でも生徒が複数ならOKです。もちろん、生徒も先生もそれぞれ複数人であれば問題ありません。)

※外食など費用がかかる場合は、生徒さんが先生にご馳走するケースも多いようです。
※あくまでプライベートなやり取りとなりますので、先生が応じない場合がありますし、基本的に自己責任でお願いしています。

週末アクティビティ

ご注意ください:学校外での知り合いとの付き合い方

学校の外で出会うフィリピン人や外国人は、親切そうに見えても、思わぬトラブルや詐欺に巻き込まれる可能性があります。
そのため、初対面の人と一緒に遊びに行ったり、物を受け取ったりするのは控えた方が安心です。

例えば、飲食店で「お酒をおごるよ」と誘われても、トラブルのきっかけになりかねません。
安全に留学生活を楽しむために、学校外での人付き合いは慎重に行うよう心がけましょう。

⑧まとめ

  • フィリピン・セブ地域では英語は十分通用する。
  • ただし職種・学歴・エリアで差が出るため、相手に合わせた簡潔な英語が最強。
  • 留学の醍醐味として、授業外での“英語での用事”を意識的に増やすのもおすすめ。

ちなみに、Stargateスターゲートはセブ島の英語学校の中でも特に便利な立地にあり、留学中に気軽に外出しやすい環境です。

フィリピン留学・セブ島の語学学校を立地で選ぶならStargateスターゲートもぜひご覧ください。

セブシティ中心部